NPO法人コドモノトナリ運営・横浜市認可外保育室/学童保育/プレ保育/一時預かり保育
2023-04-15

発達障害について

昨日の午前中は、発達の勉強会でした。
講師の小松華奈先生は、臨床研究をはじめ、主に小児期から青年期の患者さんの発達心理検査やカウンセリング、そして保護者様の子育て相談及び心理教育(療育)相談などをされている、脳神経外科公認の臨床発達心理士さんです。

今回は主に発達障害についてのお話でしたが、その内容はとても分かりやすく、私なりに感じることや学びが沢山ありました。

脳の働き方の違いのせいで、周りとのコミュニケーションが上手くいかなくなったり、それによって”生きにくさ”を感じていること。
でも、周りからはその”生きにくさ”が理解されにくく、益々人と関われなくなっていってしまう。

そんな負のスパイラルの中、孤独で差別的な感覚を抱きながら生きていかないといけないとしたら、どんなにか苦しいのだろうと思いました。

健常とは何か?障害とは何か?

「○○障害」とレッテルを貼られても一人一人はまるで違うから、そうやって一括りにしてしまっては、その子自身が見えなくなってしまう気がします。

子ども達はみんな、どの子も愛されて育つべきで、それぞれが違う素晴らしい特性や個性をを持って生まれてきています。
そんな”その子らしさ”が認められて初めて、人は「生きていて良かった」と感じられるのではないでしょうか?

”障害があって、理解されにくい”ということは、よりしっかりとその子自身を丁寧に見て、向き合って、理解していく努力が必要なのだと思います。

大丈夫!
出来ることも出来ないことも、丸ごと全部愛おしい。
産まれてきてくれてありがとう。
愛してる。

そうやって誰一人取りこぼすことなく、出会う子ども達一人一人としっかり向き合う為にも、もっと私自身勉強して、成長し続けないといけないと改めて感じました。

最後に、小松華奈先生に教わった言葉で素敵だった一言。

「障害は健常の引き算では無い」

正にその通りですね。

まだまだ、知らないといけないことが沢山あります。

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